旅の動機と永い言い訳

旅の動機は 行かずに死ねるかみたいな かっこいいフレーズが思いついたら 書こうと思っていたんだが 思い浮かばないな こんなブログを読んでるくらいなら 当然知ってると思うが 石田ゆうすけ氏の 紀行エッセイ 「行かずに死ねるか」というタイトルは 皆響くものがあるだろう

 

死ぬ間際じゃなくてもいいが痛風や糖尿病や体を満足に動かせない年齢に自分がなったとき「あぁ結局行かなかったな」と思う瞬間を想像したら私だって行かずには死ねないし 行きたいという気持ちを抱えたままこれ以上生きていくことができない

 

ネット社会の今 YouTube なので 手軽に 世界中の 美しく壮大な 景色や 未知なる体験を 追体験できる でもそれは他人が得た体験であって 疑似体験でしかない 「インクレディブル・ファミリー」 という映画で 悪役のこんな台詞がある

自分で動くことなく、スーパーヒーローに戦わせ、疑似体験して満足している。自分で話さずにトークショーを見て、自分で参加せずにクイズ番組を見る。旅、人間関係、リスクを取らずあらゆる大事な経験は離れた場所からスクリーン越しに眺めるだけだ。つらいことから逃げ、自分からは動かない。ただ欲しがり、消費するだけで、ソファから立ち上がることはしない。汗をかこうとせず、人生を生きようとしない。

 疑似体験を否定はしない 私は映画が好きだし 他の方の旅行ブログも読み漁ってる

人生は限られている 興味があること全て体験するのは難しい が私にとって 自転車旅行だけは 他人の体験ではなく自分で得た 私だけの 体験が欲しい

 

私の年齢なら 同級生の半分は 結婚し 子育て して いるのではと思うと 自分は何をやろうとしているんだと 思わなくもないんだが もし私に家庭ができても 行きたいという衝動は 消えること はなく私の中に あり続けその内こいつらさえいなければとか考えてしまいそうで怖い いや彼女もいないのでそんな心配無用なんだけどね

 

子育てしていると子供の体験を 追体験が出来る らしい 初めて自転車に乗れた時 初めての遠足等々 子供時代を2度体験できる と聞いた 子供時代の体験は 毎日新鮮で 驚きに満ちていた 年を重ね 大人になると 新鮮さは失われ 毎日同じ 日の繰り返し からか 時間の経過も早く感じる

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なぜこのような写真を撮ったかと言うと ここは 自宅から 100 km 離れた 徳島県 にある 剣山のふもとの町 岡山 県 の自宅から 自走でフェリー乗り場まで行き フェリーで四国へ渡り ふもとの町まで 走って 土手沿いで おにぎり食っている時に 時計を見て 驚いた まだ昼なの!と

 

自宅で休みの日過ごしていると 朝起きて 今日は走りに行こうかなとネットしながら 考えてると 気づいたら お昼過ぎているなんてざらだ 時間経過が 早く感じるのは 歳のせいではなく 慢性化した 日常のせいだ 慢性化を脱却するのは 日常生活 の中 でも見つけることができると思う が 私は旅の中で見つけてしまったので しょうがない

 

仕事をしながら 連休を利用し 旅をすることもできる サラリーマンで 妻子がいる身で連休や有給 を利用し ファットバイクで 南極点 に到達したり 他にも世界中を走り回っている

とまらない好奇心!〜自転車ツーリングブログ&雑記〜

この方は特殊な例な気もするが 皆そうやって 生活とのバランスをとって生きている私も連休の時は 国内を 旅してきたが 海外には行かなかった 海外を走るなら 30日は欲しい ルート次第ではそんなにいらないが 十日間ぐらいでは 到着した日に 帰る日の事考えてしまい 心配で 楽しめそうになかった

 

そもそも 10日も 連休 もらったことない し1ヶ月も休みをくれる 仕事場など日本にはまずない そうなると仕事を辞めて 90日 のアメリカ横断旅行とかも 最初に考えた が せっかくやめたのなら 足を伸ばして メキシコにも行ってみたいし もっと先の南米 ヨーロッパも と考え出すと きりがなかった じゃあ もうまとめて行ってやろうと思った

 

そう そう そういうことなんですよ なんか上の方でわかったような事を偉そうに書いてしまったが 全部言い訳です 大人気ない自分の行いを 肯定するための 要は自転車旅行が趣味なので 子供の時にはできない 大人になった今だからこそ出来る 新鮮で驚きに満ちた 事を 時間の制約 も仕事にも縛られず 楽しみたいだけ ただそれだけなんです。


絶対に押すな!