グレートディバイド Rawlins to Salida ①
Brush Mountain Lodge
3日滞在したローリンズの町を出発 スーパー位しか寄ってないので特に思い出はない 町中でよく鹿を見かける 荒野にいる鹿はこちらに気づくと一目散に逃げて行くが 町の鹿は気にせず草を食ってる 町中にいる方がハンターに撃ち殺されないから安全なんだろうな
途中CDTハイカーを2組見かけた 舗装路の単調区間はヒッチハイク等で飛ばすのかと思っていたが歩くんだな 一体どんなメンタルで歩き続けれるのだろう 自転車でも目視で確認 出来てるのにたどり着くのに偉い時間を要してイライラする だからあえて10m前方しか見ずに走ったりする しかし暑いなこの区間がグレートディバイドの中で一番暑かった 腕時計で気温も計測できるが腕につけた状態だと体温も拾うので 余裕で30° 超えを表示してくる 実際は25° 前後程で日本の夏に比べれば大したことはないが 乾燥してるのも相まって喉が乾く
途中で左折する所を間違えて直進したり戻ったりしながら進んで行く 町を出て1日目の100キロ地点で水を2.5ℓは消費しジュースも6本空けている この調子だと確実に保たない干上がってしまう 川も流れてはいるが牛が行水してたり川辺に糞があったりで浄水器を通したとしても飲む気にはならない
スプリンクラーで放水しているのを見つけホースの根本をたどると地下水を組み上げているようだったので 汲もうとしたが水圧が強烈すぎて飛び散るばかりで ずぶ濡れになっただけで断念した 日も落ち出して涼しくなりだしたので これに乗じて今日は夜も走りなるべく距離を詰めようと走り出す 最悪 夜通し走ることも考えていたが
ロッジを発見 若干 一見さんは入りにくい雰囲気があるので 尻込みしていたら呼び止められ 寄っていってと招き入れてくれた クーストン と犬のジョージ ハグで迎えられ 晩飯にピザを食べてたらすっかり日が落ちてしまった部屋は空いているが今日はどうする聞かれ 3日キャンプ場でゆっくりし今日もロッジに泊まるのは贅沢な気がしたが 今まで泊まったことがない形態の宿泊施設だしジョージがかわいかったので泊まることにした
室内にはクーストンや旦那さんのものと思われる渋い自転車が並んでいた フロントフォークの形状が独特でリジットだがあの部分でショック吸収されるのだろう
ここを訪れた人たちに自分の国にピンをさしてもらってる様で 日本人だと伝えるとファースト ジャパニーズ ライダーだと言ってハイタッチからのハグで非常に喜ばれた こうやって見るとアメリカはそりゃ多いがヨーロッパ人のいかに旅行好きかが伺える 今まであった自転車旅行者もほとんどヨーロッパ人だったしな
このロッジは至れり尽くせりでアイスやジュースも飲み放題でさらにスナック菓子もご自由にときている 部屋は個室でWi-Fi もあるし共同のシャワーもある 一時は夜も走る覚悟をしていたのに呼び止めてくれて ありがとう クーストンとBrush Mountain Lodge
無賃乗車
朝には朝食も作ってくれて非常に快適なロッジだった お値段だが 一泊$20 飲み食い代は料金設定してない様で幾らでも良いと言われて悩んでいると$10にしてくれた Lサイズのピザにアイスやジュース 朝食付いて部屋は個室で計$30は破格と言える お勧めします 「Brush Mountain Lodge」
出発の時には鈴やら鐘を無数まとめたよくわからない楽器のような物を鳴らして送り出してくれた お土産も頂いたアメリカはグミ文化なのか飴は種類が少なくて美味しくないんだが このレモン飴は美味しかったので以降スーパーで探すが見つかることはなかった ひまわりの種はずっと気になっていたが たいして美味しくないだろうと思い自分では買わずにいたので嬉しい
ガタガタの道に乗車不可能なえぐい勾配の道が続く スピード出すと体にも自転車にもよくないのでスピードを抑えて走る 前にも書いたが山走るなら ホイールはでかい方が絶対いいな フロントサスも欲しい 29er +とかならリジットもありかもだが 27.5ならフロントサスも考慮すべきだと思う 26インチのリジットで山はない 私のサーリー トロールは2017年モデルなのでフロントサスは取り付け不可 前年モデルまでは可能だったんだが
スティームボートスプリングズという中規模の町を通過したはずだが 写真の一枚もない 以外と観光客で賑わっていて居心地が悪くてスーパーだけ寄って通り過ぎた記憶がある あとこの辺でパンクをして5分で済むのに 修理するのがめんどくさく空気を継ぎ足しながら走っていた
だいぶ慣れてきたが知らない土地で寝る場所がなく日が暮れてくると 不安に襲われる この時地面に自転車のタイヤの跡があるのを見て安心したのを覚えている ステファンなのかキャンプ場で一緒だった人なのか 大して仲良くなった訳では無いんだが それでも顔見知りが前を走っていると思うだけで 不安が和らぐ
絶妙に民家が途切れずナイトランにもつれ込んで 何とか寝場所を確保できたの頃には21時まわっていた
YAMAHA WR450F
昨日のパンクを朝直す 5分で済む事を後回しにして 翌日に持ち越すの悪い癖だな
道が川で寸断されている サンダルに履き替え慎重を期すべきか 5mそこそこか ギア軽くして勢いつけて行け渡り切れると判断し 突入したら半分も渡れず足を着いてしまい 靴がずぶ濡れになる
乾燥 待ちがてら昼飯にクノールパスタ+シーチキン 袋麺+ビーフジャーキー 久々に昼飯をガッツリ食べた 最近は走行中の補給はコーラ等の炭酸ジュースで補っていた 固形物ばっかり食べると消化にエネルギー使うのもあるが コーラなら糖分+水分の同時補給で飲料水の消費が抑えれる 水は5.8ℓ積めるがそれだけだと足りない時が多々ある なので最近は1日2食が多くなってる 調理に水を使わない食事に変更すれば 色々省けるが 現在模索中
そんな直ぐ乾かないのでサンダルで走り出す
バイク乗のサム 私のタイヤ痕を追ってきて本体を見つけたので声をかけたらしい 乗ってるバイクはYAMAHA WR450F ずっと思ってたがオフ車で今まで走行して来た道を走ったら最高に楽しいだろうな 私は元々バイクから自転車に移行した派で こういった海外旅も20代前半の頃はバイクで行きたいと考えていたが20代後半で自転車にハマり 現在ヒイヒイ言いながら自転車を漕いでる訳なんだが 機会があれば今度はオフ車で走りたい あとサムには水を分けて貰った
時刻は18時クレムリングの町が見渡せる丘に到着 町にはRVパークがあるが料金が不明なので 今日は手前で終わらせて明日 泊まるか補給だけ済ませて町を出るか決めよう 町を一望できる場所なので 明るい内にテントを張ると向こうからも視認されるので ヒマワリの種を食べながら日暮れを待つ。